若き日の山6 甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳 ― 2025年06月25日 17:40
北岳・間ノ岳から下山して、北沢峠方面に向かいました。この日は移動のみで北沢峠周辺のテント場で幕営したと思います(小屋で素泊まりしたかもしれません)。翌朝、仙水峠経由で甲斐駒を目指し、まだ雲がほとんど発生していない駒津峰あたりで撮影しました。
仙水峠からは摩利支天がすごい威圧感で迫ってきていましたが、駒津峰からは甲斐駒駒ヶ岳とバランスをとるように収まっています。最初は余計なコブのように見えることもありましたが、見慣れるとなくてはならない存在に思えてきます。フィルムはエクタクロームだと思いますが、褪色がかなり進んでいます。下の写真は振り返って見る仙丈ケ岳です。カール地形がはっきりとわかります。右側の沢は藪沢ですね。
南方に目をやると、北岳、間ノ岳から塩見岳まで雲なく望めました。間ノ岳と塩見岳の間の山は悪沢岳でしょう。それぞれの山の稜線が右斜め下に裾をひいています。この後、甲斐駒ヶ岳山頂を踏み、テント場まで戻りました。
その後のスケジュールが曖昧なのですが、おそらく、北沢峠付近でもう1泊して、次の日、藪沢経由で仙丈ケ岳に登り、天気がイマイチで仙丈小屋泊まりか、そのあたりにテントを張ったのだと思います。下の写真は、翌日の朝の仙丈ケ岳頂上付近からのご来光と甲斐駒ヶ岳・摩利支天のシルエットの写真です。
このあと、馬の背、丹渓新道経由で戸台まで歩いたと思います。戸台口?のバス停まで、やたら遠く感じました。北岳・間ノ岳から、一旦林道に降りて、甲斐駒・仙丈と、1週間かけた山歩きが終りました。



