思い出の風景 一宮御坂の桃の花 22026年05月09日 22:10

今回は、デジカメで撮影した、桃の花を中心にした春の御坂路の写真です。
最初は、2009年4月5日の撮影です。少し早いので、すももと菜の花がほぼ満開で、桃は少し手前、という感じです。天気があまり良くはなかったので、色がちょっと出にくく、遠景はもやっとしています。

御坂町のすももの花と桃の花

菜の花、すもも、桃がいい具合に咲いています。

菜の花、すももの花と桃の花

菜の花、すももの花と桃の花

このとき、少し薄日が差して少し色合いが良くなったと思います。
次の写真は、2014年4月12日の撮影です。この日は快晴です。斜面に桃とすももが帯状に存在するので、写真的には絵になりますが、生産者の方は大変だと想像します。

御坂町の桃の花とすももの花

次は、このころ(2013年)に延長区間が完成したリニア実験線が見えるところの写真です。

桃の花とリニア実験線

実験線の手前に桃の花、奥左に甲斐駒ヶ岳があります。このあたりは、八代町です。
次は、白根三山がよく見えるところの写真です。この年(2014年)は、私が最初にこの辺りの写真を撮った時から30年くらい経っていますので、高齢化が進んでいるのでしょうか、伐採された桃の木もありますし、斜面の上の方が少し荒れ始めているようです。

白根(白峰)三山

先ほどの実験線が見えるあたりで、ちょうど、リニア実験車両が通りましたので、望遠レンズで撮影してみました。私も一応技術系なので、技術の進歩により便利になることには賛成です(しかし、死ぬ前に完成したとしても、もう乗ることはないと思います)。ただ、昔よく通った南アルプスの美しい自然環境に無視できないレベルのマイナスの影響を与えるとするならば、それを何としても回避してほしいと思います。

リニアモーターカー

望遠レンズをつけているときに、真上をノスリが優雅に飛んでいたので、撮影してみました。

ノスリ

このあとの写真は、2023/3/31の撮影です。3月なのに、桃の花もかなり咲いています。
最初は、手前に菜の花、中景に桃、遠景に山(一番奥に奥秩父の山があると思います)というありふれた構図です。

御坂町の菜の花と桃の花

そして、桃の花と白根三山です。

桃の花と白根(白峰)三山

桃の花と白根(白峰)三山

最後に、桃の花、リニア新幹線(実験線)、白根三山です。

桃の花とリニア実験線と白根三山

ここ2,3年は、ちょっと行くことができていません。来年には、また行ってみたいと思います。

思い出の風景 一宮御坂の桃の花2026年05月01日 16:53

もう5月になってしまいました。少し季節が戻ります。毎年ではありませんが、春4月になると、山梨県に桃の花をよく見に行きました。御坂から一宮あるいは八代のあたりです。今はいずれも笛吹市になっています。
最初の写真は1987年4月(日付は不明)のものです。娘が1歳半くらいのときです。カラープリントをデジタル化しました。デジタル化については、本ブログのこちらの記事を見て下さい。

御坂町の桃の花

この写真の時期は、生産農家の方がまだ摘花する前なので、花の密度も濃いです。
次の写真は、1993年4月で、手前の白い花はすももです。ぼんやりとしか写っていませんが、右上奥の雪の付いている山は奥秩父の山々と思われます。

御坂町のすももと桃の花

下は、同じ日の写真で、手前の花にピントを合わせて、バックをぼかそうとしたのですが、思うように撮れていません。

御坂町の桃の花

次は、1998年4月11日の撮影(プリントに日付が入っていました)で、桃の花の手前にたんぽぽが咲いています。

御坂町の桃の花とタンポポ

次も同じ日の撮影で、桃とすももと菜の花の畑になります。

御坂町の桃の花、すももの花と菜の花

下の写真は、2002年4月の撮影です。少し遅かったのか、すももがすでに花が終わって葉になっています。バックにぼんやりと白根三山(白峰三山)が見えます。

御坂町の桃の花と菜の花とすももの葉

下の写真も同じ日の撮影です。桃畑の向こうに石和町や甲府の市街地、そして奥の方に深田久弥終焉の地の茅ヶ岳、さらに奥には八ヶ岳が一応確認できます。

御坂町の桃の花

今は、桃の開花、満開の時期がこの当時より少なくとも1週間は早くなっていると思われます。この後は、デジカメで撮影した写真が残っていましたので、これを次回のブログで載せたいと思います。なお、一眼レフのデジタルカメラは、2007年に初めて買ったようです。

おいらくの山1 富士山1900m付近2025年12月03日 21:30

富士山の山頂は、大学の時(5月の末頃だった)に踏んだのみで、それ以来登っていませんが、宝永山を含めて中腹程度までならときどき歩いています。1昨年の11月後半にすでに冠雪した富士山を撮影しようと、表富士を歩きました。昔は「表日本」「裏日本」と言う言葉がありましたが、今では使われなくなりました。「表富士」はどうなんでしょうか?
須山御胎内入口から登り、幕岩、三辻󠄀と歩き、小天狗塚に到着しました。ここが最初の目的地です。

小天狗塚

南の方角に道標があります。奥に伊豆半島と駿河湾が見えています。北に目をやると、富士山と宝永山が少し重なって間近に見えます。この辺りの標高は約1900mで、富士山頂のちょうど半分くらいです。ここまで来ると富士山はだいぶ扁平に見えます。宝永山は、その南側の崖をこちらに向け、富士山にも宝永火口上部の崖があるのがわかります。また、この辺りはカラマツが自生しています。なお、山頂付近は風が強く、雲の様子がどんどん変わります。最初は頂上が見えなかったのですが、寒風に耐えて待っているとここまで見えるようになりました。

小天狗塚からの宝永山と富士山

参考までに5月(昨年の5月中旬)の同じところから撮影した写真を載せます。雲は全くありません。残雪とカラマツの新芽が季節感を表しています。

小天狗塚からの宝永山と富士山(5月)

引き返して、次の目的地に向かいます。双子山(二ツ塚)と呼ばれるところです。三辻󠄀を過ぎて四辻󠄀まで来ました。宝永山と富士山の位置関係が変わります。頂上付近の雲も取れています。

四辻からの宝永山と富士山

双子山の下塚まで来ました。ここからは、双子山の上塚、宝永山そして富士山のそれぞれ山容の異なる3つが重なって、絶妙な配置になります。手前の丸い形の上塚(標高1929m)、その上に崖の見える宝永山(2693m)、そして雪に覆われた富士山(3776m)。上塚には紅葉を過ぎた草が、身を寄せ合うように、小さな円状に集まって生えているのがわかります。これらの草地は、火山性の礫ばかりの富士山においても、季節によって緑、黄、赤と彩を添えてくれます。

二子山下塚からの上塚、宝永山、富士山

少し待つと、やはり雲が取れてきます。宝永山と富士山の境界が少しわかりにくいですね。

下塚からの上塚、宝永山、富士山(2)

北東方向に目をやると、山中湖が見えます。

下塚からの山中湖

撮影した場所、下塚(1804m)も入れて撮影すると下のような感じです。また雲が湧いています。火山性砂礫の道は、登ると足元から崩れるので、倍以上の労力を要します。上塚や宝永山も別の日に登りましたが、同じように登り辛いです。

下塚の展望

幕岩方面に下り始めると、また山頂が見えてきました。このあたりは、ルートとなっているらしく、上空をよく飛行機が飛びます。

帰路から宝永山、富士山を望む

登山口まで下りて、車を運転して帰途に着きましたが、途中、足がつって往生しました。情けないです。

神奈川県立21世紀の森2025年11月29日 17:44

昨日、神奈川県西部にある県立21世紀の森に行きました。もうすぐ12月ですが、暖かい日差しの注ぐ日でした。駐車場から舗装された道を200mくらい登るので、年寄りには丁度いい運動です。上部にある展望台(標高550mくらい)に着くと、低山の隙間から富士山が望めました。前日は雨が降りましたが、富士山では結構な量の雪が降ったらしく、真っ白に輝いています。この時期としては積雪が多いように思います。

展望台からの富士山

冬はすぐそこですが、道路わきに白い小さい花をつけている植物を目にしました。調べてみると、マツカゼソウというのが近そうです。ミカン科で唯一の草本と言うことらしいです。花期は、一般的には8~10月のようですが、最近の温暖化では、11月でもおかしくないと思いました。葉に油分を含み、その匂いによりシカが食べない、と言われています。

マツカゼソウ

広場の一角に、神奈川県の各市町村の木がまとめられていました。海沿いの市町村はクロマツが多いようです。東京都の木は、そのマークからイチョウであることがわかりますが、神奈川県の木もイチョウだと知りました。この広場には、実際にその木が配置されて植えられているようです(全部はなさそう)。

神奈川県各市町村の木

日が傾いて少し寒くなってきたので、この日は比較的足取り軽く、下りました。

中年の山2(つづき) 上高地2025年10月14日 11:52

焼岳に登った翌日、紅葉真っ只中の日曜日の上高地に無謀にも行ってしまいました。朝、宿を出た後、当時はまだ安房トンネルができていなかったので、昔ながらの国道158号線の安房峠を越えて中の湯へ下りていきます。上高地へはマイカーは行けないので、沢渡の駐車場に止めてそこからバスで行くことになります。中の湯から沢渡に来る道路は特に中の湯方向が混んでいたので嫌な予感がしていました。駐車場に駐車したらすでにバスが来ていたので列に並びましたが、まさに乗る直前で満員になり、次のバスに乗ることになってしまいました。運にも見放されます。バスダイヤはもはやないようなものでしたが、いつまでたってもバスが来ません。ようやく来て乗り込みましたが、渋滞で思うように進まず、上高地に到着したのは午後1時を回っていたと思います。
写真を見ると、まず大正池あたりから歩いたようです。河童橋に比べて人はまばらです。まず、大正池に立つ枯れ木とともに穂高連峰の撮影です。秋晴れの澄んだ空気です。観光地になるに相応しい景観です(フジクロームベルビア使用)。

大正池からの穂高連峰

下は南の方向になる昨日登った焼岳の写真です。逆光気味なのと、娘を入れた記念写真だったので景色は露出オーバーの写真でした。娘はデジタル化後、AIとやらで処理して消したので、そのあたり(真ん中より右側)の池面が若干不自然になっています。

大正池と焼岳

どこのポイントからか覚えがありませんが、梓川(またはその支流)と六百山から霞沢岳への稜線の写真です。六百山は穂高のいい展望台だろうな、と思いながら、難コースと言うこともあって、結局登っていません。

梓川と六百山

梓川の右岸に立ち並ぶホテルとその背景の紅葉、そして西穂高岳の一部が見えている写真です。

梓川右岸の紅葉と西穂高岳方面


人の少なそうなところを歩いて、景色を堪能するまでは良かったのですが、夕方になってバスターミナルに戻ってみると現実に引き戻されました。すでに長い長い列ができています。とても並ぶ気にならなかったので、腹ごしらえをして時間をつぶそうと思ったのが悪い選択で、戻っても長い列は何も変わりません、バスに並ぶか、列は少ないが1回に掃ける人数も少ないタクシーに並ぶか、ここも迷いました。結局、夜8時くらいにバスに乗れて、沢渡にもどり、そこから運転して、日を跨いでの帰宅となりました。当時はまだ若かったので体力的には問題はなかったようです。
ともかく、いい景色に恵まれた登山と観光の大きな代償を払った、自分の汚点として残る旅行でした。

かかし2025年08月28日 14:46

田んぼでは稲が実ってきていますが、米の価格が下がらず、新米もかなり高そうです。そういう状況でも田んぼでは、かかしで賑わっています。昔(子供のころ)は、人の姿をした、かさや帽子を被った藁人形しか見なかったのですが、今は多種多様です。かかしは「案山子」と書くそうですが、これには鳥獣による食害を防ぐ以上の意味が込められているように思います。
最近のかかしは、鳥、どちらかというとスズメのような小さな鳥を追い払うのが目的と思われます。まず、大きな目玉を表したようなものや太陽光が反射してきらきら光るものが一般的になっているようです。(かかしと呼んでいいかどうかわかりません)

鳥よけ

猛禽類をイメージしてカイトのように風でなびくもの、カラスの模型などもありますが、下のように何の鳥かよくわからないものもあります。ぱっと見、カモメの一種のようにも見えますが、鷲の一種なのかもしれません(白頭尾白鷲?)。

鳥よけ

こんな風船のおじさんもいました。効果のほどはどうなのでしょうか。

鳥よけ


オオムラサキとひまわり2025年08月02日 14:20

先週、山梨に出かけました。ここ数年、この季節には国蝶であるオオムラサキを見に出かけます。時期的に少し遅かったので、だいぶ羽がすれていましたが、5~6頭が木に止まったり、羽音を立てて飛び回ったりしていました。ここは、偶然見つけた大きなクヌギの木で、毎年、樹液が多く流れ、オオムラサキ以外にカナブン、カブトムシ、スズメバチなどが集まります。今年は、暑かったせいか特に樹液が多いようです。スズメバチも邪魔をしなければおとなしく樹液を吸っています。虫や蝶が苦手な人は、姿や羽音はもちろん、樹液の匂いも気持ち悪いかもしれません。
ここは、小径沿いに野鳥も多く、巣立って少し経ったくらいのサンコウチョウやサンショウクイも見ることができました。

オオムラサキ

そのあと、ついでに有名なひまわり畑に寄って帰りました。平日の暑い中でしたので、見物人は多くはありませんでした。他のひまわり畑では、観光客のマナーが悪く、住民の迷惑になるとのことで、刈り取られ、フェスが中止となったところがあったとニュースで言っていました。
ここは、民家はほとんどないので、中止になることはないと思いますが、ひまわり畑以外の農地、私有地への立ち入りはやめましょう。
思っていたよりは1つの区画が狭いし、花もそんなに大きくはなかったですが、写真の撮り方でいろいろ表現はできると思いました。オオムラサキ用には300mmの望遠レンズしか持ってこなかったので、こちらはスマホでの撮影です。

ひまわり畑1

西側には南アルプスの山々(甲斐駒ヶ岳~鳳凰三山)が眺められ、朝の方が写真になると思われます。

ひまわり畑と南アルプス

家に戻ると、その日の最高気温は37℃だったようです。山梨も甲府など市街部は暑いですが、少し標高の高いところへ行くと風は心地よかったです。

富士山の玄武岩溶岩流と五竜の滝2025年05月11日 22:40

五竜岳つながりで、今日は裾野市にある「五竜の滝」を紹介します。
五竜の滝は裾野市の黄瀬川にあり、約1万年前の新富士火山三島溶岩流の断崖に形成された滝、という説明がありました。本流と支流にかかる合計5つの滝があり、それが五竜の滝の語源のようです。流れ落ちる滝を竜に見立てたのでしょうか。滝とともに、溶岩流(玄武岩溶岩流)の断面構造が観察できます。

五竜の滝

五竜の滝の近くには、黄瀬川に合流する佐野川に「屏風岩」と呼ばれる場所があり、柱状節理が観察できます。玄武岩溶岩流が浸食されてできた影ヶ島渓谷の末端にこの柱状節理が露出しています。玄武岩の柱状節理と言えば、兵庫県豊岡市の玄武洞が有名ですが、ここの柱状節理は規模こそ小さいもののきれいな、そして明確な柱が観察できます。何よりも、誰もいないので静かに、独占して鑑賞することができます。

屏風岩

True Colors 32025年04月29日 22:38

少し前になりますが、NHKのBSで「TRUE COLORS」というドラマを放送していました。遺伝的な目の病気により、視力と色覚機能が低下していく女性フォトグラファーが故郷の天草で種々の苦難を乗り越えていく物語です。なかなかいいドラマだったと思います。詳細はNHKのサイトでご確認ください。

このドラマのタイトルや内容からヒントを得て、ここ3回のブログを書いてきました。ドラマの中では、虹の7色(赤橙黄緑青藍紫)や詳細な色彩の名前、そして視細胞である錐体という言葉も病名として出てきます。
人の3種類の視細胞の話は書きましたが、みんなが同じものを見て全く同じ色に認識しているかというと、必ずしもそうではないのではないかと思います。私自身、右目と左目で若干色味が違います。右目の方が黄色味を帯びています。ただ、病気というよりも年のせいのようです。

ドラマのラストは、イタリアのとあるワイナリーで、黄葉したぶどう畑を背景に幼馴染(天草からフィレンツェに留学中)からプロポーズされる美しいシーンです。「天国の畑」と呼ばれたこの場所で、幼馴染はつぶやきます。
「Sembri un angelo お前が天使に見える」

このぶどう畑の位置をGoogleマップで探しましたが、まだ見つかっていません。

True Colors 22025年04月28日 20:59

西丹沢
写真は、先日スマホで撮影した丹沢の写真です。山桜が新緑の中に映えて、私の好きな風景の一つです。スマホなので、今一つきれいに写っていませんが、広葉樹の新芽・若葉のいろいろな淡い緑色と常緑針葉樹の濃い緑の中に薄いピンクの桜が引き立ちます。

3種類の視細胞により、微妙な緑のグラデーションを感じ取ることができる、この人間に備わった感覚はすばらしいと思います。人間に限らず、視細胞は特定の波長のみ(単色光)に感じるわけではなく、山なりの裾が広がった感度を持っています。分光感度と言いますが、例えば赤に感じる細胞は、実際には570nmあたりにピークを持ち、幅広く400nmあたりから700nmあたりまで感度の裾野が広がっています。青、緑、赤のそれぞれの視細胞が感じた光の強度を脳がうまく演算していろいろな色として感じているのだと思います。

デジカメが当たり前となる少し前、カラー写真フィルムもどんどん進化して、より人間の色の感じ方に近い「リアラ」と呼ばれるカラーネガフィルムがありました。今もあるかどうかはわかりません。人間の視細胞が青と緑の間のあたりの色(波長でいうと500nm前後かな)を感じるとき、赤の成分が減少する(つまり負の感度を持つ)ように感知されるということが起こるらしく、この色の感じ方を写真フィルムで実現しようとしたとのことです。デジカメなら演算で簡単にできそうですが、写真フィルムの現像(化学反応)でこれを実現するのは大変だったと思います。(実際には、第四の感光層と呼ばれる500nm前後に感度を持つ層を設け、これが感光したときには、現像時に赤色に感じる層の現像を抑制する物質を放出する、というメカニズムらしいです。)
なお、デジカメの撮像素子は、BGRの感光素子が平面内の2次元に配列されていますが、写真フイルムでは、BGRの感光層は深さ方向に配置されています。