ミラノ・コルティナオリンピック2026年02月05日 17:42

イタリア在住の友人のブログに、「オリンピックの開会式でまだ1万席分が空席、チケットを1席分の値段で2席分を特売」が新聞のトップ記事だったと記載されていました。
開会式のスタジアムは、サッカーで有名なジュゼッペ・メアッツァ(ACミラン関係者およびそのサポーターはサンシーロと呼んでいるはず)なので、8万人ほど収容できると思われます。実質半額での販売ですが、友人はスーパーの閉店間際惣菜半額特売に例えていました。すでに買った人から苦情がでないのでしょうか?
昔、子供のころ甲子園に阪神巨人戦を親と見に行ったことがあり、その時いわゆるダフ屋から通常より高いチケットを買った記憶がありますが、試合開始時間が近づくにつれ、値が下がっていたと思います。試合が始まったら、正規価格より安く売っていたんではないかと想像しますが、まあ、これはダフ屋だからありなんだと思います。
あと、2002の日韓サッカーのとき、3試合のチケットを事前に買ったのですが、チケット完売、と言いながらも実際に当日はメイン側のいいところに空席が目立っていたのを憶えています。招待チケットをもらったけど観戦に行かなかった偉い人がいたのかな、とひねくれた見方をしたものです。また、日本の大阪万博もそうでしたが、開会になってもまだ工事が完了していない事態は、このオリンピックでもあるようです。
ともかく、私はスポーツ観戦自体は好きなので、日本人の活躍を楽しみにしています。
オリンピックの期間中に、日本では衆議院選挙がありますが、報道(ワイドショー)を見る限り、自民というか高市早苗(首相)が何故か人気が高く、どうも楽に過半数を超える勢いとのことです。私にはこの現象が信じられません。
今回は写真のない、とりとめのない記事になってしまいましたが、次回からまた写真をアップしたいと思います。

南アルプスから見る富士山2026年02月07日 21:50

富士山はどこから見ても、また誰が見てもそれとわかる山だと思います。ここでは、富士山に比較的近い南アルプスに登った時に撮影した富士山の写真を中心にアップしたいと思います。写真はいずれもリバーサルで撮影したものをデジカメ-マクロレンズでデジタル化しています。「35㎜スライドのデジタル化」(2025/6)の記事をご参照ください。
撮影した順、すなわち登ったのが早い順に紹介いたします。まず、「若き日の山3」で書きました1977年のGWに登った南アルプス南部の茶臼岳からの富士山です。

茶臼岳付近からの富士山

高い空に薄い雲が出ていましたが、逆にそれが優しい富士山の風景になったと思います。
次は、「若き日の山4 塩見岳」の山行で前小河内岳あたりから撮影した富士山です。

前小河内岳付近から見る富士山

雲海の向こうに富士山があった、という程度の写真なのに、なんとなく写真になったと思わせるのが富士山の魅力です。
次は、北岳付近からの富士山です。「若き日の山5 北岳・間ノ岳」での撮影です。幾重にもなる山並みの向こうに富士山がそびえています。

北岳付近からの富士山

空に雲がなければ、とも思うのですが、各山並みの谷側にモヤがかかり、山の端(やまのは)の方が比較的明瞭になるグラデーションがうまい具合に掛かっているためには、この気象条件が必要だったのでしょう。なお、富士山の左手前に見える山並みは櫛形山のなだらかな稜線ですが、これを「クジラの背のような」と表現したのは、私の記憶では、写真になりにくい南アルプスの山岳写真のパイオニアとも言える白旗史朗さんだったと思います。
次の写真は、悪沢岳からの富士山であり、「若き日の山12 荒川三山・赤石岳」での撮影です。

悪沢岳からの富士山

秋の天気のいい日でした。富士山から南の方角に雲がたなびいています。
次は、南アルプスではありませんが、金峰山から撮影した富士山です。「若き日の山15 初冬の金峰山 」での撮影です。

金峰山からの富士山

輝く雲海と、富士山頂上付近の雪の輝き、くらいしか説明が思い浮かびません。
次の写真は、塩見岳頂上から撮影した富士山です。これはまだブログに載せていない山行での撮影です。1979年の初秋の頃だと思います。

塩見岳からの富士山

この写真も幾重にもなる山並みがきれいです。一番手前は塩見岳から東南の方向に延びる蝙蝠岳の稜線です。
次の写真は、北岳肩の小屋からの夜明けの富士山です。北岳の山肌にも光が当たり、富士山との間には、まさに雲の海が白く広がっています。

北岳肩の小屋からの富士山

1984年7月に草すべりコースから肩の小屋に入り、北岳と間ノ岳に登りました。1日目は小雨が降っていましたが、翌日には晴れてくれました。
最後の写真は、「若き日の山13(その2) 赤石岳」でも載せた千枚岳の少し下からの富士山です。

千枚岳付近からの富士山

以上、やはりどこから見ても富士山です。

いちごは野菜?2026年02月18日 22:05

いちごが美味しい季節になりました。この季節になると毎年、近くのこじんまりとしたイチゴハウスで栽培したいちごの直売所で頻繁に買ってきていたのですが、今年は、販売しなくなってしまいました。栽培してくれていたおじいちゃんが、昨年腰を悪くして、継続できなくなったためです。90歳を超える年齢だったので、もう感謝しかありませんでした。店や道の駅に出しているわけではなく、ハウスのそばの小さい直売棚でのみ販売されていました。時期や大きさにもよりますが、1パック250円~400円でもぎたてのいちごを販売してくれていました(1日4~15パック程度、お金入れが置いてあるセルフ方式)。もいでくれる8時半くらいになると、お金(2パック分)とビニール袋をもって、自転車で買いに行っていました。旬には週に2回行くときもありました。これまで美味しいいちごをありがとうございました。というわけで、今年は、まだスーパーなどで買った(高い)ものを2、3回しか食していません。味も昨年までのものには及びません。

さて、そのいちごですが、先日、テレビのワイドショーだったと思いますが、「いちごは果物か野菜か」という問題が生産農家の方から出題されていました。問題にするくらいなので、普通に考える方、すなわち果物は間違いという予感通り、その答えは「野菜」でした。理由は「果物は木になるもの、草になるものが野菜、いちごは草の分類になるので答えは野菜」ということでした。つまり、木本性植物になるものは果物、草本性植物になるものは野菜、という定義のようです。ふーんで終われないのが、理系の性(さが)です。美味しいのだから、どちらでもいい、という方はここから先は読まない方がいいかもしれません。
その問題が出されたとき、私が思ったのは、いちごはバラ科である、バラ科の果物にはりんご、梨、桃など代表的なものが多いので、いちごも果物である、ということでした。バラ科の果物には、それ以外にさくらんぼ、プルーン、あんず、梅、びわなどがあります。

こうなると、調べたくなります。
まず、農林水産省の果物に関連する定義または説明を調べてみましたが、果物の明確な定義はなく、「果樹」の説明がありました。
「概ね2年以上栽培する草本植物及び木本植物であって、果実を食用とするものを「果樹」として取り扱っています。従って、一般的にはくだものとは呼ばれていないと思われる栗や梅などを果樹としている一方で、くだものと呼ばれることのあるメロンやイチゴ、スイカ(いずれも一年生草本植物)などは野菜として取り扱っています。」
 出典 https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/fruits/teigi.html

この段階で、ん~?と思ったことが2つあります。1つ目は梅はくだものと呼ばれていない、とされていることで、上に書いたように私は果物だと思っていました。確かに、生で食べることはあまりありませんので、くだものと呼ばないのかもしれません。生の青梅はおなかを壊すとされていますが、黄色くなって十分熟した梅を私は食べたことがあり、甘酸っぱくておいしかった記憶があります。もう一つは、いちごが一年生草本植物に分類されていることです。いちご(苺)をWikipediaで見てみると「イチゴはバラ科の多年草。」と書いてあります。念のため、他のサイトを見ても、多年草に分類されています。農林水産省はなぜ一年生草本と言ったのでしょうか。
いちごは、花が咲き、実がなる頃、匍匐茎(ほふくけい=ランナー)が出てくるとのことです。実(種)でも増えていくのでしょうが、元の株は枯れずに、さらにこのランナーが根を張ってそこに子供の芽が出るようです。庭の芝生もランナーで広がっていきますが、それと同じようなものなのでしょう。なので、いちごは、1年では枯れずにランナーによってどんどん株を広げ、いちごの実を毎年つけることができるらしいのです。これが多年草と言われる所以だと思われます。しかし、商品になるおいしいいちごを実らせるには、自然のままではなく、適切な時期に、ランナーを切り取り、子供の株(=苗)として植え替える(子供の株をポットなどで育て、時期が来たらいちご畑に植え付ける)ことが大切なようです。このとき、すでに実をつける時期が終了した親の株は、抜いて処分することになります。すなわち、いちご農家にとっては、いちごは一年生草本と言えるのでしょう。

スーパーではいちごは果物のコーナーに置かれています。消費者の視点ではいちごはやはり果物なのです。ちなみに、総務省の統計局がいろいろな市場の統計を公表していますが、たとえば、「家計調査」のデータもあり、その中に「1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量」というのがあり、いちごは分類として「生鮮野菜」ではなく、「果物」の中に入っています。メロンやすいかも「果物」の中にありました。
 出典 https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html

物や事柄を分類するとき、その境界線上にどちらとも言えるもの(言えないもの)や紛らわしいものがあり、立場や視点を決めて分類せざるを得ないことはよくあることでしょう。そして、時代あるいは科学技術の進歩によって、その分類が変わることもしばしば起こることです。