富士山遊歩道散策 ― 2025年06月08日 22:48
富士山の遊歩道を散策しました。この場所は約1年ぶりです。ここを最初に訪れたのは2008年でした。野鳥の撮影を始めたころで、富士山の地図を見て林道や登山道、小径があればあちこち歩いたものでした。環境や植生はかなり変わりました。まず、笹がほとんど姿を消しました。
昔はカメラと望遠レンズを持って歩いたものでしたが、今回は、年のせいでそれも億劫になり、写真はすべてスマホ撮影です。以前はこの季節、下草が伸び始めていたと思いますが、ほとんどありません。歩きやすいと言えばそうなのですが、富士山の樹林帯らしくありません。少し先に進むとバイケイソウが目立ち始めます。
バイケイソウは道にも生えていました。名前は、花が梅に似て、葉が卵(鶏卵)の形に似ていることに由来するとのことです。なお、この植物には毒があり、シカも食べないということです。笹や下草が減ったのは、シカの食害もあるかもしれませんが、気候変化や木の成長により太陽光が届かなくなる、ということも原因としてあると思われます。
木々の間から富士山の頂が望めました。
また、キベリタテハがたくさん飛翔していました。
さえずりを聞いた鳥は、メボソムシクイ、ミソサザイ、オオルリ、キビタキ、ジュウイチ、ルリビタキです。
土曜日でしたが、散策中は誰にも会いませんでした。もちろん、熊と出会うのは嫌なので、鈴を鳴らしながら歩きました。本当に効果があるかどうかはわかりません。



