アッツザクラ2025年06月02日 20:03


アッツザクラ


もうひと月くらい前の写真(スマホ)になりますが、庭に咲いてたアッツザクラです。花期が長く、今もわずかに咲き残っていますが、上の写真の時もすでにピークは過ぎていました。4月の中旬からいろいろな花が咲きますが、ピンク系の花では、芝桜、桜草とこのアッツザクラがあり、あとは鈴蘭の花もその香りとともに開き始めます。温暖化により、いずれも以前より開花が早くなっているように思います。
アッツザクラは、南アフリカ原産ということで、名前はサクラですが、バラ科ではなくキンバイザサ科に属するらしいです。花弁は6枚で、3枚ずつの2組が60°ずれた形で重なっているように見えます。
名前の由来はよくわかりませんが、昭和世代が思い浮かべる「アッツ島」とは全く関係ないようです。


アビシニアコロブスの子育て 教育?虐待?2025年06月04日 22:28

少し前になりますが、2月に浜松の動物園に行きました。サルを中心に見て回りました。アビシニアコロブスの赤ちゃんが1月に生まれたばかりということで、その子育てを見ることができました。子育ては、母親と娘(赤ちゃんのお姉さん)が一緒に行っている、と説明書きがありました。

アビシニアコロブス1

大事そうに抱いています。赤ちゃんは真っ白い毛で覆われています。様子を見ていると、

アビシニアコロブス2

ん? なんか母親の手が・・・

アビシニアコロブス3

手が明らかにのどに入っている・・・

アビシニアコロブス3

アビシニアコロブス5

赤ちゃん、大丈夫かなあ

アビシニアコロブス6

アビシニアコロブス7

ついに口をふさいだぁ

アビシニアコロブス8

なんとか、逃れると・・・

アビシニアコロブス9

何となく、母親が反省しているポーズに見えるような・・・

アビシニアコロブス10

赤ちゃんは、やっぱり母親を追っている

アビシニアコロブス11

その後、無事に抱っこしていました。赤ちゃんが、何かおイタをしたのかな。

富士山遊歩道散策2025年06月08日 22:48

富士山の遊歩道を散策しました。この場所は約1年ぶりです。ここを最初に訪れたのは2008年でした。野鳥の撮影を始めたころで、富士山の地図を見て林道や登山道、小径があればあちこち歩いたものでした。環境や植生はかなり変わりました。まず、笹がほとんど姿を消しました。

富士山遊歩道

昔はカメラと望遠レンズを持って歩いたものでしたが、今回は、年のせいでそれも億劫になり、写真はすべてスマホ撮影です。以前はこの季節、下草が伸び始めていたと思いますが、ほとんどありません。歩きやすいと言えばそうなのですが、富士山の樹林帯らしくありません。少し先に進むとバイケイソウが目立ち始めます。

バイケイソウの群落

バイケイソウは道にも生えていました。名前は、花が梅に似て、葉が卵(鶏卵)の形に似ていることに由来するとのことです。なお、この植物には毒があり、シカも食べないということです。笹や下草が減ったのは、シカの食害もあるかもしれませんが、気候変化や木の成長により太陽光が届かなくなる、ということも原因としてあると思われます。
木々の間から富士山の頂が望めました。

木の間から富士山

また、キベリタテハがたくさん飛翔していました。

キベリタテハ

さえずりを聞いた鳥は、メボソムシクイ、ミソサザイ、オオルリ、キビタキ、ジュウイチ、ルリビタキです。
土曜日でしたが、散策中は誰にも会いませんでした。もちろん、熊と出会うのは嫌なので、鈴を鳴らしながら歩きました。本当に効果があるかどうかはわかりません。

若き日の山4 塩見岳2025年06月15日 18:11

先の記事「若き日の山3」の南アルプス南部の山行の後、6月に塩見岳に登りました。大学の友人との3人での登山です。ちょうど梅雨入りのタイミングで、曇り乃至雨でした。塩川土場から三伏峠経由のコースです。今は鳥倉登山口というのがメインのようですが、当時はまだありませんでした。三伏峠に着いて、小屋は峠から20分くらい?下りた三伏沢小屋をベースにしました。今、地図を見てもこの小屋はないようです。そこから烏帽子岳というところまで行って撮影したのが下の写真だと思います。右側の塩見岳(3つのピークが特徴)から間ノ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳と、南アルプス北部の山が一望できました。

南アルプス北部展望

曇っていましたが、山が全部見えたのは良かったです。なお、フィルムは、たぶんエクタクロームだと思うのですが、曇りだということで、中途半端な知識で色温度補正用のアンバー系のフィルターを使用したら、イマイチの出来でした。褪色もあると思います。
そこから小河内岳方面に進み、前小河内岳あたり?で撮影したのが下の写真です。

南アルプス南部展望

悪沢岳から荒川岳(中岳、前岳)、赤石岳、聖岳、さらに南部の山々も展望できました。
荒川三山、赤石は、いつか行きたい山として目に焼付けました。次の日、塩見岳に登りましたが、あまり写真がありませんでした。下のモノクロ写真は、三伏沢付近で撮影した塩見岳です。フィルムは、確かネオパンSSです。オレンジフィルターを使用したと思います。

塩見岳

塩見岳は好きな山の一つで、これ以降、この時期(6月)のほか、1月、9月、10月と4回頂上に立っています。

若き日の山5 北岳・間ノ岳2025年06月19日 14:29

塩見岳山行の後、7月に北岳および間ノ岳に登りました。梅雨明け直後だったと思います。広河原に架かる吊り橋を渡るとき、北岳のバットレスがきれいに見えていたのを覚えています。大樺沢から八本歯のコルへ登り、まずはテントサイトに行ったと記憶しています。テントサイトは、北沢の源頭あたりの北岳小屋(今はない)近くにあったと思います。今は稜線に北岳山荘がありますが、当時はそのあたりには北岳稜線小屋がありました。
北岳の山頂に立ったのは翌日だったかもしれません。北岳山頂付近から間ノ岳、農鳥岳を望んだ写真です。稜線のやや下にその稜線小屋が見えます。フィルムはいずれもエクタクロームだと思いますが、ちょっと褪色が進んでいます。

北岳からの間ノ岳

稜線での休憩中に、すぐそばまでイワヒバリがやってきました。3人での山行で、相棒が写り込んでいます。このころは野鳥よりも高山植物の写真を撮っていましたので、興味を示さないことが逆に近づいてくれる理由だったのかもしれません。

イワヒバリ

間ノ岳に向かう途中にシナノキンバイとオヤマノエンドウを撮影しました(バックは間ノ岳)。

稜線からの間ノ岳

稜線から望む富士山です。手前に櫛形山の稜線がたおやかなカーブを描いています。山なみがきれいで、幻想的というか幽玄の美というか、見る者の心次第なのですが、その時も今もそう感じます。

富士山方面を望む

このあと、広河原に下り、そこにデポしておいた食料を持って、南アルプススーパー林道(当時の名称)を北沢峠に向かい(途中で車に拾ってもらったような気もします)、甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳に登りました。

若き日の山6 甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳2025年06月25日 17:40

北岳・間ノ岳から下山して、北沢峠方面に向かいました。この日は移動のみで北沢峠周辺のテント場で幕営したと思います(小屋で素泊まりしたかもしれません)。翌朝、仙水峠経由で甲斐駒を目指し、まだ雲がほとんど発生していない駒津峰あたりで撮影しました。

甲斐駒ヶ岳

仙水峠からは摩利支天がすごい威圧感で迫ってきていましたが、駒津峰からは甲斐駒駒ヶ岳とバランスをとるように収まっています。最初は余計なコブのように見えることもありましたが、見慣れるとなくてはならない存在に思えてきます。フィルムはエクタクロームだと思いますが、褪色がかなり進んでいます。下の写真は振り返って見る仙丈ケ岳です。カール地形がはっきりとわかります。右側の沢は藪沢ですね。

仙丈ケ岳

南方に目をやると、北岳、間ノ岳から塩見岳まで雲なく望めました。間ノ岳と塩見岳の間の山は悪沢岳でしょう。それぞれの山の稜線が右斜め下に裾をひいています。この後、甲斐駒ヶ岳山頂を踏み、テント場まで戻りました。

北岳以南の展望

その後のスケジュールが曖昧なのですが、おそらく、北沢峠付近でもう1泊して、次の日、藪沢経由で仙丈ケ岳に登り、天気がイマイチで仙丈小屋泊まりか、そのあたりにテントを張ったのだと思います。下の写真は、翌日の朝の仙丈ケ岳頂上付近からのご来光と甲斐駒ヶ岳・摩利支天のシルエットの写真です。

仙丈ケ岳の夜明け

このあと、馬の背、丹渓新道経由で戸台まで歩いたと思います。戸台口?のバス停まで、やたら遠く感じました。北岳・間ノ岳から、一旦林道に降りて、甲斐駒・仙丈と、1週間かけた山歩きが終りました。