日本タンポポ2025年04月24日 22:17

日本タンポポ
タンポポは春に咲く野の花としてもっともポピュラーなものの1つですが、日本で咲くタンポポの8割は西洋タンポポと言われています(日本タンポポとの交雑種を含む)。
私の住んでいるあたりは、まだ日本タンポポが結構見られます。写真(スマホ撮影)のようにガクが花弁に沿って閉じているのでそう判断しました。西洋タンポポは、このガクが外に反り返るようになっています。もちろん、純粋な日本タンポポかどうかは、それこそDNA鑑定でもしないとわからないかもしれません。

さて、タンポポの花は通常は黄色です。春には黄色い花が多いように思います。何かちゃんとした理由があるのか、調べてみました。
要点を書くと、
・その植物の生殖戦略と関係がある
・春の昆虫に来てもらうために目立つようにする
・早春の枯草の中の黄色は昆虫にとって目立つ
ということらしいです。なるほどです。
出典はこちら
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2524

昔、山に登っているころ、高山植物の花は黄色と白が多く、その理由はかくかくしかじかである、と読んだ記憶はあるのですが、具体的には忘れています。同じようなことなのかもしれません。
なお、上記出典の中で、「昆虫が受容出来る光の波長は人に比べて短波長よりで、300nm〜650nm (nm: ナノメーター = 10のマイナス9乗メーター)の範囲だといわれています。だから、紫外線を含む青や紫の短波長の光には昆虫は反応し易く、赤色の様な長波長の光には反応が鈍いのです。人には黄色い花や白い花も昆虫には淡い青色に写ると思われます。」という部分、すぐにはピンときませんでしたので、次回、考えたいと思います。