ペンタスにキアゲハ ― 2025年09月15日 17:30
今年は庭によくキアゲハが飛来します。
このところ毎年、春にパセリの苗を買ってきてプランターに植え、育てていると、気が付いた時にはキアゲハの幼虫がパセリを食べています。黒い小さな1齢、2齢の幼虫のころには食べる量もたかが知れているのですが、緑色の大きな4齢や5齢になるとすさまじい勢いでパセリの葉がなくなっていきます。多い時は幼虫が10匹を超えています。そのまま放っておくのも無責任なので、新たな株を買ってくるか、あるいはウォーキングコースのあぜ道沿いに生えているセリを取ってきて、プランターに植えて幼虫をそちらに誘導します。幼虫は、どうも野生のセリよりはパセリの方が好みらしいです。
5齢になって動きがなくなるといつの間にかいなくなります。まだ、庭でさなぎを見たことはありません。猛暑の日、朝いたのにどこへ行ってさなぎになるのか不思議です。
去年は、庭に置いておいたペンタスに長い時間、キアゲハの成虫が吸蜜していたので、今年もGW頃にペンタスの苗を買いました。赤、白、濃いピンク、薄いピンクの4株です。
その中でも、薄いピンクの花が好きらしく、だいたい、この花に来て蜜を吸います。下の写真はスマホ撮影です。我が庭で羽化したキアゲハだと勝手に思い込んでいます。
ペンタスは、アフリカ原産のアカネ科とのことで、蝶が吸蜜する代表的な花のようです。「バタフライガーデン」ではよく栽培される花らしいです。
オオムラサキとひまわり ― 2025年08月02日 14:20
先週、山梨に出かけました。ここ数年、この季節には国蝶であるオオムラサキを見に出かけます。時期的に少し遅かったので、だいぶ羽がすれていましたが、5~6頭が木に止まったり、羽音を立てて飛び回ったりしていました。ここは、偶然見つけた大きなクヌギの木で、毎年、樹液が多く流れ、オオムラサキ以外にカナブン、カブトムシ、スズメバチなどが集まります。今年は、暑かったせいか特に樹液が多いようです。スズメバチも邪魔をしなければおとなしく樹液を吸っています。虫や蝶が苦手な人は、姿や羽音はもちろん、樹液の匂いも気持ち悪いかもしれません。
ここは、小径沿いに野鳥も多く、巣立って少し経ったくらいのサンコウチョウやサンショウクイも見ることができました。
そのあと、ついでに有名なひまわり畑に寄って帰りました。平日の暑い中でしたので、見物人は多くはありませんでした。他のひまわり畑では、観光客のマナーが悪く、住民の迷惑になるとのことで、刈り取られ、フェスが中止となったところがあったとニュースで言っていました。
ここは、民家はほとんどないので、中止になることはないと思いますが、ひまわり畑以外の農地、私有地への立ち入りはやめましょう。
思っていたよりは1つの区画が狭いし、花もそんなに大きくはなかったですが、写真の撮り方でいろいろ表現はできると思いました。オオムラサキ用には300mmの望遠レンズしか持ってこなかったので、こちらはスマホでの撮影です。
西側には南アルプスの山々(甲斐駒ヶ岳~鳳凰三山)が眺められ、朝の方が写真になると思われます。
家に戻ると、その日の最高気温は37℃だったようです。山梨も甲府など市街部は暑いですが、少し標高の高いところへ行くと風は心地よかったです。
富士山遊歩道散策 ― 2025年06月08日 22:48
富士山の遊歩道を散策しました。この場所は約1年ぶりです。ここを最初に訪れたのは2008年でした。野鳥の撮影を始めたころで、富士山の地図を見て林道や登山道、小径があればあちこち歩いたものでした。環境や植生はかなり変わりました。まず、笹がほとんど姿を消しました。
昔はカメラと望遠レンズを持って歩いたものでしたが、今回は、年のせいでそれも億劫になり、写真はすべてスマホ撮影です。以前はこの季節、下草が伸び始めていたと思いますが、ほとんどありません。歩きやすいと言えばそうなのですが、富士山の樹林帯らしくありません。少し先に進むとバイケイソウが目立ち始めます。
バイケイソウは道にも生えていました。名前は、花が梅に似て、葉が卵(鶏卵)の形に似ていることに由来するとのことです。なお、この植物には毒があり、シカも食べないということです。笹や下草が減ったのは、シカの食害もあるかもしれませんが、気候変化や木の成長により太陽光が届かなくなる、ということも原因としてあると思われます。
木々の間から富士山の頂が望めました。
また、キベリタテハがたくさん飛翔していました。
さえずりを聞いた鳥は、メボソムシクイ、ミソサザイ、オオルリ、キビタキ、ジュウイチ、ルリビタキです。
土曜日でしたが、散策中は誰にも会いませんでした。もちろん、熊と出会うのは嫌なので、鈴を鳴らしながら歩きました。本当に効果があるかどうかはわかりません。








