若き日の山16 冬の塩見岳2026年01月01日 00:12

大学3年の時、6月に塩見岳に登りました(若き日の山4)。そして最初の冬山登山に選んだのもこの塩見岳です。同じ年の年末に長野県の塩川土場から登り始めます。正月登山です。ちなみに、同級のいつもの相棒との2人での山行です。このときの天気はちょっと記憶にないですが、どちらかというと悪かったような気がします。下から雪はありましたが、南アルプスなのでそんな量でもないし、シーズンなので先行者がいるし、歩くのには全く問題はなかったと思います。ただ、冬山装備で荷物は重かった。何時に登り始めて何時に着いたのかも覚えていませんが、ともかく三伏峠に到着し、適当なところにテントを張りました。夜、みぞれが降っていた記憶がありますが、あてになりません。
次の日は、山頂を目指さず、付近を散策したと思います。まず、いつもの三伏沢の方に降りて塩見岳を撮影します。雲は多いですが、山には太陽が当たり、輝いていました。フィルムはエクタクロームだと思います。

三伏沢付近からの塩見岳

少し場所を変えて撮影。

三伏沢付近からの塩見岳2

三伏沢付近からの塩見岳3

峠の方に戻っての撮影。手前の山は三伏山でしょうか。頂上付近に登山者が2名います。

三伏峠付近からの塩見岳

こちらはいつどこから撮ったか覚えがありません。蝙蝠岳かな?

蝙蝠岳?

以下は造形の写真。

冬山の朝

雪原の足跡

エビの尻尾

最後の写真は、一定方向からの風によって霧氷が木々等に成長し、まるで海老の尻尾のような形状になるもので、冬山ではよく見かけます。
塩見岳への登頂は翌年1月2日だったと思いますが、なぜか頂上での山の写真がありません。頂上にいたときは天気が良かったと思います。記憶では、天気が下り坂とのことで、三伏峠まで下りた後、テントを撤収して塩川の営業している小屋まで下山したと思いますが、ちょっと自信がありません。
と、書いていたら年が明けました。今年はいい年でありますように。

若き日の山17 冬の北岳2026年01月12日 17:22

翌年の冬、すなわち大学4年の冬に行ったところは北岳です。日程はちょっと記憶にありませんし、写真にも日付の記録がないのではっきりとはしませんが、「普通に」12月の末に入山し、正月を稜線で迎えたと思います。塩見岳と同様に相棒と2人です。
積雪期の北岳の登山口は、今もそうだと思いますが野呂川の右岸にある県道37号線(南アルプス公園線)のあるき沢橋になります。そこから池山吊尾根経由で八本歯コルから登ります。あるき沢橋までどのように行ったか、これも記憶が曖昧ですが、合理的なのは奈良田までバスで行って、そこからタクシーで行けるところまで行く(当時は奈良田にタクシー会社があったような)、ということになると思います。
あるき沢橋には午前には着いたと思います。そこから池山吊尾根のルートを辿ります。その日は、池山御池小屋ではなく、その少し先の林の中でテントを張ったような記憶がありますが、定かではありません。翌朝、近くを歩く人の物音で目を覚まし、それから行動開始したような記憶があります。樹林帯を抜けたあたりでアイゼンを付けたと思います。そして、ボーコン沢の頭あたりで前が開け、北岳とその岩場(バットレス)が目に飛び込んできます(下の写真)。バットレスとは日本語では胸壁と言うそうです(建築用語では控え壁という意味があるようです)。

ボーコン沢の頭付近からの北岳

この時は、カメラに白黒フィルムを入れていました。コダックのプラスXだと思います。もう少し前に出て、レンズを変えての撮影が下の写真です。

北岳バットレス

ボーコン沢の頭付近の風がしのげる窪地にテントを張りました。雪のブロックを切り出して積み上げ、風防にしました。距離的にも、写真の光線の加減からも午前中にはこのボーコン沢の頭に着いていると思いますが、天気のいいこの日のうちに北岳にピストンしたのか、この日はここまでとして次の日に登頂したのか全く覚えがありません。ともかく、八本歯コルも無難に通過して北岳山頂に立ったと思います。北岳の山頂付近から撮影した間ノ岳や南の山々の写真が下になります。右手奥に1年前に登った塩見岳が見えます。

北岳からの南の展望

光線からは明らかに午後だとわかります。この山行ではあまり写真を撮らなかったのか、デジタル化する前に捨ててしまったのか、ともかく写真がこの3枚と、稜線で相棒と撮った記念写真(プリント)、そして相棒からもらった登山前のあるき沢橋での記念写真(スライド)1枚のみしか残っていませんでした。
下山もあまり覚えがなく、おぼろげな記憶では、あるき沢橋に戻ったのが夕方だったような気がするので、林道(県道)脇でテントを張ったのではないかな。そして翌朝、奈良田まで歩いて、バスで国鉄の駅(たぶん身延)へ出たと思います。ともかく、目標は達成できた山行でした。

若き日の山18 冬の聖岳2026年01月14日 21:34

冬の北岳山行の翌年、すなわち1980年の正月山行は同じく南アルプスの聖岳です。同行者はいつもの相棒です。入山口は、大井川の畑薙大吊橋です。若き日の山3で登った上河内岳の時と同じ入山ルートです。年末年始なので、大井川鉄道の臨時列車や畑薙第一ダムまでの臨時バスもあったと思います。例によって、記憶が薄れ、記録もなく、いつ、とこで、の情報がかなり欠落していますが、ご了承ください。
朝、畑薙第一ダムに着いたのは間違いないです。1泊目がどこだったか、まあ、あまり重要な事項ではないので推測で書けば、横窪沢小屋だと思います。調子が良ければ、茶臼小屋まで行っていたと思います。上河内岳までは以前行っているので様子はわかりますが、雪の質・量と気温が大きく異なります。ただ、トレールはあるのでそんなに苦労した記憶はありません。そして、2日目か3日目かはわかりませんが、聖平に到着し、幕営しました。
ここまでの写真がありません。今のデジカメとは違い、フィルム代も現像代もかかりますので、撮影を控えたのか、歩くのに一生懸命で撮影まで気が回らなかったのか、もう撮影に飽きたのか、あるいは残っているもの以外廃棄してしまったのか、理由はわかりません。ともかく、最初に撮影したのが、聖平からピストンで聖岳に登るときの小聖岳の少し手前から撮影した聖岳の写真(下)のようです。

小聖岳手前からの聖岳

雪は多くはなく、夏道が出ているところもありました。でも雪があるところ、氷結しているところもあるのでアイゼンは装着したままです。とにかく、風が強かったのを覚えています。アイゼンの引っ掛けによる転倒だけには注意してゆっくり登り、頂上に到着しました。頂上付近は強風により形作られたシュカブラという雪の風紋が見られます。下の写真は、そのシュカブラを撮影したものですが、遠景に中央アルプスや御嶽山と思われる山も望めます。右の中景は、中盛丸山、大沢岳の稜線です。

聖岳頂上付近のシュカブラと中央アルプス

そして、赤石山脈とも呼ばれる南アルプスの主峰赤石岳が北にそびえています。赤石岳の左手奥は仙丈ケ岳ですね。素晴らしい天気です。

聖岳からの赤石岳

下の写真は、南の方角、上河内岳から茶臼岳の稜線です。

聖岳から南方上河内岳方面を望む

そして、頂上付近での記念写真です。顔がわからないと思うのでアップしました。風が強く、寒かったです。

聖岳頂上での記念写真

帰路は、聖平から西沢渡、易老渡に下りて、国道152号線のバス停まで歩いたと思います。今でこそ、易老渡と西沢渡の中間の便ヶ島というところまでタクシーが入れるようですが、当時は易老渡から北又渡、さらに遠山川沿いに152号線の本谷口というバス停まで歩いた記憶があります(バスで国鉄飯田線平岡駅まで行った)。食料はほぼなくなったとはいえ、冬山装備一式とテント・外張りを含めて下山時も結構重いザックを背負っていました。確か足の裏の皮がべろんとむけていたと思います。
なお、本格的な冬山登山はこれが最後でした。

小春日和と昆虫2026年01月16日 23:00

今日は暖かい一日でした。冬の暖かい日なので、小春日和と呼びたいですが、本来、「小春日和」は晩秋から初冬、すなわち、11月からせいぜい12月の初旬までの春のような暖かい日を指すということです。春らしく、黄砂まで飛んできました。
昨日と同様の服装でウォーキングに出かけましたが、やはり少し汗ばんで、上着の前のファスナーを開けて歩くことになりました。そんな中、このところ見かけなかった蝶やバッタに遇うことができました。
まずは、ウラギンシジミです。翅の裏が銀色のシジミ蝶です。結構、活発に飛翔していました。道路わきの草に止まったのでスマホで撮影しようとしたところで飛ばれてしまいました。翅の表(翅を開いた時に見える方)に白っぽい紋があるので、メスのようです。ウラギンシジミは成虫で越冬します。冬は通常は葉の裏に止まってじっとしているらしいですが、やはり非常に暖かかったので、飛び出したのだと思います。なお、蝶は1頭、2頭、と数える習慣があります。家畜としてのうさぎを1羽、2羽と数えるように、その由来には理由があるようなので、興味のある方は調べてみてください。

次に見たのはクビキリギスというバッタです。道路の端でじっとしていたので、スマホで簡単に撮影できました。

道路に出てきたクビキリギス

クビキリギスも成虫で越冬し、普段は冬眠していますが、暖かいと春と勘違いして出てくるようです。夕暮れまでに安全なところに戻ってまた冬眠してくれるといいのですが。

今日、最後に見たのはキタテハという蝶です。これも成虫で越冬します。やはり、暖かいので元気に飛び回っていました。
明日も暖かい予報です。連日の暖かさに、もっと昆虫が出現するかもしれません。虫が嫌いでない方は、ウォーキング中などに畑や原っぱ、道路脇を見てみて下さい。

ダーウィンが来た! イスカ2026年01月19日 22:13

1月18日のNHKの番組「ダーウィンが来た!」に嘴に特徴のある野鳥のイスカが取り上げられていました。つい先日、このブログにもたまたまイスカを記事にしていたので、もう一度、嘴の写真を見直して、アップしたいと思います。
番組では、
1)栄養豊富な松の実を主な餌とし、閉じた松かさをこじ開けて食べることができるように嘴が交差している
2)松の実が豊富な冬季に子育てをする
ことを中心に、その映像とともに紹介されていました。
嘴が交差しているとは、先の記事でも書きましたが、上下のくちばしが互いに左右にずれているということです。雄雌別に、下に写真を載せますが、鳥から見て上の嘴が右になっているものを「上右」、左になっているものを「上左」と名付けました。レンズは、いわゆる大砲ではなく、300ミリに1.4倍のテレコンバーターを付けて手持ちで撮っているので、解像度はそんなに良くはありませんが、ご了承ください。

まずは、雄の「上左」です。
嘴 上左 オス

そして、雄の「上右」です。
嘴 上右 オス

次に雌の「上左」
嘴 上左 メス

そして雌の「上右」
嘴 上右 メス

過去に撮ったイスカの写真をざっと眺めてみましたが、左右どちらが多い、ということはなさそうであり、また、雌雄でも差がないように思います。
最後の写真には、幼鳥も写っていますが若干「上右」の兆候が出ているように見えます。
生まれてしばらくは交差していないらしく、必要になる頃(2週間程度?)には交差が始まるとのことです。この幼鳥を撮影したのは2月なので、確かに冬に子育てをしています。
幼鳥の写真は何枚かあるので、もうちょっと幼鳥の嘴の交差を調べてみようと思います。