若き日の山12 荒川三山・赤石岳2025年09月12日 21:37

6月に最初に塩見岳に登った時、行こうと決めていた赤石岳に向かったのは10月後半でした。コースは、塩見岳のベースとなった三伏峠から荒川三山に南下し、そこから赤石岳に向かうルートです。メンバーは、甲斐駒黒戸尾根と同じ4人です。
交通手段をよく覚えていませんが、おそらくタクシーで塩川土場まで入り、そして前回と同様に三伏峠に向かいます。三伏沢小屋に泊まるのも前回と同じです。翌朝、日がだいぶ昇ってから出発だったようです。下の写真は出発した直後、三伏沢からの撮影と思います。フィルムは、たぶんコダクローム64です。雲一つない天気です。なお、山行中、午後多少曇ったりすることはありましたが、ずっといい天気でした。なので日焼けしました。

三伏峠付近からの塩見岳

下の写真は、6月に行った時とほぼ同じ場所(烏帽子岳)からの塩見岳および北部の山々(間ノ岳、北岳、甲斐駒、仙丈)です。

烏帽子岳からの塩見岳

その先、写真を撮ったり、ライチョウの親子を見たりしながら、登り降りしました。前小河内岳、小河内岳、大日影山、板屋岳などのピークを越えるのにかなり時間を要し、その日は高山裏避難小屋に宿泊したと思います。
翌朝、荒川前岳に向けて登山開始です。前岳の手前だと思うのですが、振り返ると下の写真のように中央アルプスがきれいに見えています。よく見ると、南駒ケ岳あたりの後ろに御嶽山が確認でき、さらに中央アルプスの右に、乗鞍岳、そして北アルプスの山々がおぼろげに見えています。

荒川前岳への登りからの展望

荒川前岳に登り詰めると、南アルプス南部の山々が目に飛び込んできます(下の写真)。赤石岳、小赤石岳とともに、手前には大聖寺平や荒川小屋に向かうトラバース道が確認できます。こういうのを二重稜線、あるいは線状凹地と言うのでしょうか。また、赤石岳が光線の加減か、「黒石岳」に見えます。

荒川前岳付近からの大聖寺平・赤石岳

前岳のあとは、荒川中岳、そして悪沢岳(荒川東岳)に登ります。下の写真は、中岳あたりから見た南アルプス北部の展望です。中景が塩見岳、遠景が左から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥岳です。北岳は間ノ岳の陰になっているようです。

荒川中岳付近からの南アルプス北部展望

下は、中岳付近から東側、悪沢岳と富士山を望む写真です。記念写真として取ったため人が写っていますので、加工しています。富士山方面に若干雲がありますが、まだまだいい天気です。

荒川中岳付近から悪沢岳と富士山

悪沢岳に到着し、特徴ある小赤石岳から赤石岳にかけての稜線を撮影しました。後ろに、聖岳や上河内岳などが望めます。ここの写真は、東面に朝日の当たるとき、および雪のあるときがやはり一番ですね。そういう時期、時間に改めて来たいと思いました。

悪沢岳からの赤石岳

このあと、中岳に登り返し、荒川小屋まで下りました。荒川岳カールは、夏なら高山植物がきれいなところでしょうが、この時は草紅葉も過ぎていました。
翌朝、赤石岳目指してスタートです。小赤石を越え、赤石東尾根ルートへの分岐を過ぎ、念願の赤石岳に到着しました。そこからの眺めは360°最高でした。
まずは、歩いてきた方角の写真です。小赤石岳と東尾根の向こうに荒川三山、遠景に仙丈ヶ岳、塩見岳(山頂のみ)、間ノ岳、農鳥岳が見えます。秋なので、まだ雲が湧きません。

赤石岳から北部展望

そして、南側に向いての写真です。三角屋根は当時の赤石避難小屋です。奥に聖岳、その左奥に上河内岳があります。

赤石岳から聖岳

登頂と展望に満足したら下山開始です。まず大聖寺平まで戻ります。そのあたりで撮影した荒川三山が下の写真です。高積雲らしき雲がかかってきましたが、一部の斜面にスポットライトが当たり、岩肌の質感が表れていると思います。

大聖寺平付近からの荒川三山

ここから左側、すなわち小渋川の方に下りました。その日、どこまで下ったのかよく覚えていませんが、たぶんその日は広河原小屋に泊まったのだと思います。広河原小屋からは、河原の渡渉か、登り降りの激しい高巻き道を選択しないといけないのですが、なにせもう10月後半なので冷たい水はやめて、高巻きにしました。下の写真は、小渋川のどこかから赤石岳あたりの稜線の夕照を撮影したものです。この日はほぼ上弦の月だったようです。

小渋川から赤石岳稜線を望む

山行中、誰とも会うことはありませんでした。10月後半の平日だったのですが、さすが南アルプス南部だと思いました。